2005年 7月5日


 
川崎市立王禅寺小学校で開催した、「食の探偵団・大人版」に参加してくれた方の感想が届きました。

「食の探偵団」プログラムに参加して

「食育」には以前から関心がありました。関連テーマの本も何冊か読みましたが、子供のためにあれもしなければ、これもしなければという気負いだけが先走り、実生活に取り入れることができたかどうかは、疑問でした。

「食の探偵団」では、「子供のために」とか「〜すべし」という言葉はいっさい耳にしません。栄養学的なレクチャーもなく、正直なところ拍子ぬけするほどでした。しかし、いくつかの実験に参加してみると、はっとすることばかり。「枝豆を宇宙人に説明してみよう」と言われても、常識にしばられたこのアタマでは「枝豆ってあの枝豆よねえ」としか形容しようがなく、まったくもって情けない思いになりました。と同時に、いかに久しく「感覚を使う」ということを忘れていたかがわかりました。この講座では教えてもらうのではなく、自分で「感じとる」ことが必要なのですね。

「変幻自在レシピ」の実習では、同じ調理法でも調味料や取り合わせる食材を変えることで、意外な変化がつけられることに驚きました。和洋こだわらず、さまざまな食材の香りや味、特性を考えてみること、自分の直感を信じて、組み合わせの妙を探すこと、は楽しいものです。ちょっと大げさかもしれませんが、ひとつひとつの食材と「対話」を続けることで、きっと自分なりのレシピをあみだす勘どころも身についてくるのではないでしょうか。この講座に参加して、そんなことを考えました。 日々の慌ただしさに、つい既成のレシピですませてしまうことが多くなりがちでしたが、この「食の探偵団」の体験を機に、ちょっと心にゆとりを持って、こどもと一緒に「食」を楽しみたい、という気になりました。子供たちにとっても、日々の食生活が原体験となり、感性豊かな人生を送る手助けとなれば・・・、とは少し欲張りすぎでしょうか。

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