食の探偵団が考える食育とは



【はじめに】
食育という言葉がマスコミでもよくきかれるようになってきたので、きいたことのある人も多いと思います。
それでも「食育とは何か」と改めて問われると答えられる人は少ないのではないでしょうか。

【ちょっとウンチク】
食育という言葉は、約百年前のベストセラー小説「食道楽 秋の巻」(村井弦斎著)にすでに登場しています。
この本の中では「体育よりも知育よりも食育が大事」という意味のことが書かれ、
食育=何を食べると体によいのかという知識を教えること、と捉えられています。

【百年前の社会と今の社会とでは、ずいぶんと変わってきたはず。


◆まずは家族のあり方。
核家族、サラリーマン家庭が増え、外に働きにでる女性も増えました。習い事や塾で夕方まで、
場合によっては夜遅くまで家に戻らない子どもたちもいます。
夕食は家族揃ってという家庭の方が、都会ではもしかしたら少数派かもしれません。

◆ 社会のあり方も変わりました。
外食、中食といった産業は不況の中でも伸びを示し、
家で食事を作らないことへの罪悪感も減ってきています。

◆ 情報という面が、一番変わったかもしれません。
今ほど「食」に関する情報が溢れていることは歴史上なかったし、おそらくは同じ現代にあっても、
日本ほど多いところは、まずないでしょう。
ただそれがすべて有用な情報かというと、そうとも言えず、むしろ受け取る側が断片的にとらえてしまったり、
必要以上に固執してしまったりすることによる害も指摘されてきています。


【今、必要とされる食育とは何か。
そんな状況の今、必要とされる食育とは何でしょうか。
今、日本で行われている食育は下のようなもの。
栄養の知識
調理の技術
安全な食材の選び方
農作業体験

さまざまな「食育」が行われてきています。

【ところで!】
食べるってことには、二つの側面があることを、ここでおさえておきましょう!
1 とても個人的、主観的な、人の感性に関わる側面
2 食べるためには、買う。消費行動という側面

【というわけで、】

ともすると忘れられがちですが、
上にあげたさまざまな食育の場面で必要とされる視点が二つある、と思うのです。

◆一つは食を楽しむ姿勢を養う食育。
◆もう一つは、食を経済、社会、環境、農漁業といったものまで含めて
総合的に捉える食育。

食に関心がなければ、いくら栄養や調理の勉強をしても身に付かない!
逆に、食は楽しい!と思えれば、世界はどんどん広がるはず!

【食の探偵団が目指しているのは、食を楽しむ姿勢を養う食育!】
○ さらには、「食は楽しい!」というところから、いつか、食を支えるさまざまなこと
(経済、社会、農漁業、環境)にも自然と目をむけるようになってほしいと
いう思いはあるんですけれどね。



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