真性包茎が亀頭包皮炎を引き起こす理由

真性包茎は亀頭包皮炎が慢性化することも

真性包茎とは包皮に完全に亀頭が隠れている状態で、平常時はもちろん勃起時も亀頭は露出しません。
真性包茎は見た目や性行為などのときに葛藤の原因になることが多いわけですが、進退上のトラブルとして意識されるのは亀頭包皮炎かもしれません。
ペニスが赤い、はれている・痛みや痒みなどが主な症状です。
亀頭包皮炎になる原因は、亀頭やその周辺の包皮などの組織が傷ついたり不潔にすることで、細菌やカビ類などが繁殖し炎症をきたすことにあります。
膿が出たり皮膚に裂け目が入っていることもあります。
真性包茎の方では包皮と亀頭の間の密閉された空間は、湿度も体温もあるので細菌類が増殖しやすい環境が整っています。
恥垢など微生物にとって餌になる物質に事欠かないので、真性包茎では亀頭包皮炎を発症しやすい傾向があるわけです。
亀頭包皮炎自体は、抗生物質俳号の塗り薬や炎症を抑えるステロイドホルモンなどの投与で治癒させることは可能ですが、真性包茎のままでは慢性化するリスクがあります。

くりかえす亀頭包皮炎は包茎手術の検討を

真性包茎ではしばしば発症することのある亀頭包皮炎、原因菌を培養検査で特定すれば数日で症状を沈静化させることができます。
しかし繰りかえすようでは包茎手術の適応になります。
なぜなら真性包茎では亀頭が包皮下で密着した状態のままなので、細菌増殖のための格好のコンディションという根本原因が解消されていないからです。
真性包茎の場合、重度の包茎になるので医療用糸などで包皮を牽引固定するような治療の適応はなく、余分な包皮を切除する手術が必要です。
泌尿器科を受診すれば、保険適用で環状切開手術を受けることが出来ます。
この術式自体は歴史があり確立された治療法ですが、機能面の回復に重点をおいた手術であることは確かです。
そもそも真性包茎自体がコンプレックスにつながりやすい傾向があるため、機能面はもちろん審美面でも満足できる術式であることが理想です。
この観点からは包茎手術を専門に手がけるクリニックを選ぶのがおすすめできます。

まとめ

真性包茎の状態を放置している上での代表的な健康リスクが、亀頭包皮炎になります。
亀頭包皮炎とは亀頭と包皮との間の密着空間で細菌やカビ類が増殖することで、炎症が引き起こされる病気です。
ペニスのはれや赤み・かゆみなどが主な症状になります。
亀頭包皮炎自体は治療が容易ですが、真性包茎を放置すると慢性化したりくりかえすリスクが高くなります。
亀頭包皮炎を根本から治癒させるには、真性包茎を手術で完治させることが必須です。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です