真性包茎が陰茎がんを引き起こす理由

真性包茎とはどのようなものか

生まれた時の男児のほとんどは包茎です。
つまり亀頭に皮が被っている状態で生まれてきます。それが成長する過程で木登りをしたり自転車に乗ったりしてこすれていくうちに、自然に皮が捲れてきます。
しかし中には仮性包茎や真性包茎になることもあります。
仮性包茎の場合は自分で手や性的刺激で捲れますが、真性包茎は何をしても捲れません。
排尿がスムーズにできなかったり性行為がスムーズにできないというデメリットを抱えてしまいます。
性行為ができないと、男性不妊の原因にもなりかねません。
また仮性包茎にも真性包茎にも言えることですが、皮と亀頭の間の温度や湿度が細菌の棲み処として都合がよく増殖をして炎症を起こすなど衛生面でのトラブルや、見た目での自信喪失などにもつながります。
そのため早期の治療が勧められています。
真性包茎の場合は病気の一つとされているので、保険適用で治療を受けることができ、治療は20分から50分で終わり日帰りでもできる手術となります。

陰茎がんとはどのようなもので真性包茎との関係はあるのか

陰茎がんは男性の中で0.5%くらいの人にしか起こらないがんですが、60代以上の人に起こりやすいといわれます。そしてその原因は真性包茎にあるとされています。皮と亀頭の間で雑菌が増殖することがその理由です。
女性の子宮頸がんの原因がヒトパピローマウィルスであることがわかっていますが、真性包茎で溜まる雑菌の中にその菌が潜んでいて、女性と性交渉をすることで女性の体内に菌が移ってしまいます。
すると女性は子宮頸がんになる可能性を高め、男性はもともと自分が持っている菌が陰茎がんを引き起こすと考えられているのです。
陰茎がんになるとカリフラワーのような腫瘍が組織作られて深胃潰瘍になったり湿疹のようなものが湿潤することもあり、強い臭気や滲出液を伴ってきます。
痛みはあまり感じず進行するとリンパ節に転移していきます。
真性包茎になると雑菌をきれいに洗い流したくても皮が捲れない限りきれいにすることができません。
そのため真性包茎は治療をして清潔を保てるようにすることが大切なのです。

まとめ

真性包茎は雑菌の温床となるので清潔にしなければいけませんが、治療をしないと雑菌を洗い流すこともできません。
その雑菌は陰茎がんの原因にもなり、女性の体内では子宮頸がんを引き起こす可能性もあるので、真性包茎は自分だけでなく愛する女性の体を蝕び命を危機にさらすことにもなるのです。
だから真性包茎は絶対に放置せず、専門医のもとで適切に治療を行う必要があります。
できれば、まだ性行為をするような年齢で歯ない若いころに治療をすることが勧められます。

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