真性包茎が尿路感染症を引き起こす理由

細菌によって引き起こされる尿路感染症

真性包茎の人がなりやすい病気の1つに、尿路感染症があります。
尿路感染症とは、尿路から細菌が侵入することで発生する感染症のことをいいます。
一般的に尿は、腎盂・尿管・膀胱・尿道を通って体外に排出されていきます。
ところが尿道から細菌が侵入することもあり、逆に膀胱や尿管を通って腎盂まで到達して増殖するなど感染症が引き起こされます。
原因となる細菌には、大腸菌やクレブシエラ属・プロテウス属・エンテロバクター属等が挙げられます。
それからクラミジアや淋菌によって引き起こされる性感染症も尿路感染症の1つです。
真性包茎だと、包茎ではない人よりも性感染症を含めた尿路感染症を発症するリスクが高まります。
細菌が原因となる疾患なので、陰茎の衛生状態が大きく関係します。
尿道口を清潔に保つことが予防になりますが、真性包茎だと細菌を溜め込みやすい状態になっています。
そのため尿道から侵入することが多くなるのです。

真性包茎は細菌が繁殖しやすい

真性包茎とは、平常時も勃起時も亀頭を露出させるのが難しい包茎のことをいいます。
無理に包皮を剥こうとしても、亀頭に対して包皮口が狭くなっているので剥くことができません。
剥こうとすると痛みを感じることもあります。
真性包茎の場合には、包皮の内側に垢が溜まりやすくなります。
亀頭との間に細菌が溜まるので、尿道口から細菌が侵入しやすくなるのです。
包皮の内側と亀頭の表面が垢や皮脂などで癒着したようになり、剥がれなくなっていることもあります。
衛生状態が悪く、尿路感染症を起こしやすい状態です。
しかも包皮と亀頭の間の細菌は体温で温められるので、繁殖しやすい環境が整っています。
尿路感染症は原因となる細菌を殺菌する抗生物質などで治療することができますが、何度も繰り返す場合には包茎手術を行うのがおすすめです。
真性包茎は尿路感染症のリスクになるだけではなく、正常な性行為を行うのも難しいといえます。

まとめ

真性包茎は包皮の内側に垢が溜まりやすく、そこに細菌も溜まっています。
細菌が尿道から侵入して増殖することで発生するのが尿路感染症です。
真性包茎は、亀頭に対して包皮口が狭くなっています。包皮を剥こうとしても剥くことができません。
綺麗に洗って汚れを落とすことができないので、陰茎が不衛生になりがちです。
包皮と亀頭の間に細菌が細菌が多く存在し、体温によって温められるので繁殖しやすい環境です。
そのため尿路感染症が起こりやすくなります。

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